トップシール可能な紙トレー ~プラ使用量を約85%削減~
(画像は公式サイトより引用)
寺岡精工は、スーパーマーケットなどの店内で行うトップシール包装に対応した「寺岡純正紙トレー」を販売開始した。従来の発泡トレーへのオーバーラップ包装から、同製品に切り替えることでプラスチック使用量を約85%、フィルム使用面積を約75%削減、フィルム使用重量を最大61%削減できる。
同製品は、同社の卓上省資源トップシール機「SWS-5600e」専用の紙トレーだ。表面のみをフィルムコーティングした1枚の紙を折り畳むことでトレーの形にしており、プラスチックの使用量は一般的な発泡トレーの約2%だという。内面に施された防水処理に加え、トップシール包装時にフィルムを溶着するトレーの縁の段差を特許出願中の特殊な形状にすることで密封性を高め、内容物の液漏れを防いでいる。
トレーの素材にはFSC認証紙を使用。容器を手で展開することで、まな板の代用としても使用でき、廃棄の際もかさばらない。現在、スーパーマーケットの一部店舗で先行導入されており、ユーザーからは好評だという。
昨今、国内外で脱プラスチックの動きが加速しており、小売店でもプラスチックの排出抑制が求められている。
前述の卓上省資源トップシール機「SWS-5600e」は幅60㎝、奥行き84㎝の省スペース設計で市場最小だという。床面設置面積は幅50㎝、奥行き40㎝で小売店のバックヤードにも設置可能だ。
(包装タイムス2024 1月1日15日より引用)